プリンのガラス容器は?

プリン型にはガラス製のものがあります。

ガラス製のプリン型には「熱伝導率が良くないためにじっくりと熱が入る」「熱容量が高く予熱によっても熱が入る」「見た目がオシャレ」などのメリットがあるためです。また、傷がつきにくいことからも清潔で匂い残りのない素材でもあります。

しかしガラス容器には温度差により割れるリスクがありますので、使用前にはガラスの種類(耐熱温度差)の確認をしておく必要があります。

ガラス容器の特徴は?

ガラス容器の特徴は?

プリン型の素材には大きく3種類があります。

それが金属(ステンレスまたはアルミニウム)、ガラス、陶器です。一般的には金属のプリン型が主流にはなっていますが、「卵濃度の低いプリン」「キャラメリゼをして仕上げるプリン」などを作る場合にはガラスや陶器が選ばれる傾向にあります。

プラスチック製もありますが、家庭料理としては一般的ではありません。

  • 金属(ステンレスやアルミニウムなど)
  • ガラス
  • 陶器

ガラス容器は見栄えが良く清潔です。

そのために型から出さないプリン(すくって食べるタイプのプリン)の多くはガラス型(またはガラス瓶)や陶器型により作られています。

熱伝導率による違いは?

熱伝導率による違いは?

プリン型は素材により熱の伝わり方が変わります。

金属型には「熱されやすく冷めやすい」という特徴がありますので、熱源(オーブン、蒸し器、湯煎など)の温度がそのままプリンへと伝わります。しかしガラスや陶器型には「熱せられにくく冷めにくい」という特徴がありますので、熱源の温度はゆっくりとプリンへと伝わることになります。

金属型は熱がダイレクトに伝わり、ガラスや陶器型は間接的に伝わるようなイメージです。

素材 熱伝導率
【W/(m・K)】
熱容量
金属
(ステンレス)

27.0
小さい
金属
(アルミニウム)

237.0
とても小さい
ガラス ×
0.55~0.75
大きい
陶器 ×
1.0~1.6
大きい

この違いによりプリンの仕上がりが変わります。

金属型には「固まりやすいが気泡はできやすい(温度管理が厳格)」という特徴があり、ガラスや陶器型には「固まりにくいが気泡はできにくい(温度管理が寛容)」という特徴があります。どちらにも一長一短がありますので使い分けられます。

温度管理に不慣れな場合、後者の方が失敗しにくいといえます。

ガラス容器の注意点は?

ガラス容器の注意点は?

ガラス容器には割れるリスクがあります。

ガラスには「熱伝導率が悪い(熱が伝わりにくい)」「熱によって膨張する」という特性があるたため、温度差により割れることがあります。そのため、ガラス容器のプリンを使う際にはガラスの種類を把握しておく必要があります。

主なガラス容器は以下の2種類です。

材料 耐熱温度差
ソーダガラス 40℃以下(または80℃以下)
耐熱ガラス 120℃以上

基本的には製品の指示に従ってください。

耐熱温度差40℃と表示されている場合、40℃以上の温度差により割れる恐れがあります。そのため、作りたてのカラメルソース(110~115℃ほど)を注ぎ入れるためには70℃以上に温めておかなければいけないということになります。

このことからも多くのガラス製プリン容器は耐熱ガラス(耐熱温度差120℃以上)で作られています。

【まとめ】プリンのガラス容器は?

プリン型として使われるガラス容器には「熱伝導率が良くないためにじっくりと熱が入る」「熱容量が高く予熱によっても熱が入る」「見た目がオシャレ」などのメリットがあります。しかしガラスの種類により耐熱温度差が異なりますので、ガラス容器をプリン型として使う際には耐熱温度差を確認しておく必要があります。ほぼすべてのガラス容器でプリンを作れますが、温度差により割れてしまうリスクもありますので注意が必要です。